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にゃんこの想ひ出(後編) [ねこのはなし]

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この記事は3部作の中の最終章です。前編はこちら。中編はこちら
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それから何時間が過ぎたのでしょうか。
ふと気がつくと既に日は暮れ、辺りは真っ暗になっていました。
電気もつけずに玄関先でへたり込んだままのわたしを現実に引き戻したのは
仕事を終えて帰宅した両親の驚いた顔でした。
「アンナぼん...、死んじゃった...。」
両親は「えっ?!」という顔を見せましたが、
わたしのあまりの憔悴ぶりに深くは訊かれませんでした。
 
 
問わず語りにぽつり、ぽつりと
今日あった出来事を両親に話すと2人とも、
仕方がなかったんだ、そういう運命だったんだから
わたしが悪いんじゃない。
皆に可愛がられて幸せの絶頂で逝ってしまったアンナぼんは
きっと十分幸福な一生だったんだから、と励ましてくれました。
両親の心遣いは嬉しかったけれども
わたしはどうして誰もわたしを責めてくれないんだろう。
わたしのせいなのに、
わたしがアンナぼんを死なせてしまったのに、という思いに苛まれていました。
 
 
何をして、何を食べ、どうやって寝たかわからないまま
わたしは翌朝を迎えました。
朝目覚めるとそれは全くいつもと変わらなくて、わたしは
きっと昨日の事は悪い夢だったに違いない、と思いました。
きっと下の階に降りて行けばいつもと同じように
アンナぼんがおはよう♪ってすり寄って来てくれる。
そうだ、そうだ、そうに決まってる!
 

 
 
トントンと階段を下りて行くと玄関のわきに、あってはいけないものが見えました。
昨日の夢と全く同じ位置に同じ段ボール箱。
恐る恐る中を覗き込むと夢で見たのと同じに横たわるアンナぼん。
そうっと撫でてみても反応はなく、既に温もりすら感じられませんでした。
夢なんかじゃなかった。
アンナぼんは本当に死んでしまった...。
ごめんね。本当にごめん、アンナぼん...。
 

翌日アンナぼんは近くの火葬場で火葬されて、小さな小さな骨壺の中に収まりました。
お骨を1つ1つ拾い上げながらも、わたしはどこか他人事の様で
今自分が拾っているこの小さな骨片が
アンナぼんのものだとはどうしても実感出来ずにいました。
 
 
その後しばらくの間ふさぎ込みがちだったわたしを
両親はあえて何も言わずただ見守っていてくれたようです。
だけど泣いて泣いて泣いて、
泣くだけ泣いたら少しすっきりして来た自分に気付いたとき
こうしてこのまま この悲しみがいつか癒えて
アンナぼんの事も忘れてしまうんだろうかと思うとそれがまた悲しかったのです。
わたしのせいで死んでしまったアンナぼんに償いが出来るとしたら...。
それは決してアンナぼんの事を忘れない事だと思いました。
そしてアンナぼんに注ぐはずだった愛情を、他の不幸な子達の為に注いでいこう。
 
 
アンナぼん、わたしは一生あなたのことを背負って生きていくよ。
だからどうぞ、今うちにいる子達の事を見守ってあげてね。
そしていつか、わたしがそちらに行ったらみんなで揃って
「お帰りー♪」って迎えて欲しいな。
 
  
  
 

 
 
 

またね、アンナぼん。


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chameko

うわーん、悲しいよう!
こんな話、猫好きが読んだら涙が止まらない!!
小さなアンナぼんが血を流して道路に横たわる姿を想像したら、わがことのように涙が出ました。
そのときのtabbycatさんの気持ちが手に取るようにわかります。
私も読みながら、まさかやめて!という気持ちで寒気がしました。
かわいがればかわいがるほど、ペットが死んだときの喪失感は大きいですよね。
でも、よくそれが怖いから飼いたくないと言う人がいますが、私は違うと思うんですよ。
精一杯かわいがって、亡くなったときに満足感で送ってやりたいと思っています。
今日この記事読んで、ネココとプチクのこと思い切りかわいがってやりたいと思いました。
by chameko (2006-02-03 12:22) 

ぶなねこ

初めまして。トップから何気にきました。
悲しいですね。私はアンナぼんのことを知らないけれど、読んでいて涙が止まりませんでした。
大切な家族が目の前で事故に合い、そして死んでしまう。
あまりにも残酷だったと思います。
うまく言えませんが、アンナぼんが天国で幸せに暮らしていることを、ささやかですが祈ってます。
by ぶなねこ (2006-02-03 13:31) 

tabbycat

茶眼子さん、どうもありがとうございます〜。
読んだ人をきっと泣かせてしまう、とわかっていたので
ずっと公開するのを躊躇していたんですよ。
しかもこんな長文を一度に公開すると言う暴挙に
おつき合い頂いて本当にありがとうございます。
普通だったら車に轢かれて、見るも無惨な姿になっていても
おかしくないのに、
アンナぼんは見た目は本当に綺麗なままだったんですよ。
最後まで飼い主想いのお利口さんな子でした。。。
>よくそれが怖いから飼いたくないと言う人がいますが、私は違うと思うんですよ。
わたしも全く同感です。何故悲しいかと言うとそれだけその子の事を
愛していたから、ですよね。
世の中には生まれた事も死んだ事も
誰にも気にも止めてもらえない子がたくさん居る中で
その命を慈しみ、その死を悲しんでくれる人がいるという事は
どれだけ幸福なことでしょうか。
縁あって一緒に暮らす様になった子達に
出来るだけの事はしてやりたい、
そして、理想は笑いながら「ありがとう。」と言って
見送ってあげたいなと思ってます。
(とはいえ、きっと泣いてしまうんですが。。。)
by tabbycat (2006-02-03 14:19) 

tabbycat

ぶなねこさん、はじめまして&ありがとうございます。
いきなりこんな悲しい結末のお話で申し訳ないです。。。
見ず知らずのアンナぼんの為に涙を流して頂いて
きっとアンナぼんもありがとう♪、って言ってると思いますよ。
事故から16年が過ぎ、今ではその事を思い出す事も
あまりなくなりましたが、この記事を書きながら
まるで昨日の事の様にあの時の光景と感情が甦って来て
自分自身、泣きながら記事にしました。
けれど、悲しい、苦しい、という気持ちは既に薄れ
今は共に過ごした懐かしく、楽しい時間ばかりが思い出されます。
>アンナぼんが天国で幸せに暮らしていることを、ささやかですが祈ってます。
ありがとうございます。わたしもそう信じています。(^_^)
by tabbycat (2006-02-03 14:35) 

unitaro

交通事故だったんですね・・・。
アンナぼんと暮らした楽しい思い出もアンナぼんを事故で奪われてしまったこ
とも記事にするのはつらかったでしょうね。
愛猫を交通事故で亡くした悲しい気持ち、自分を責める気持ちもわかります。
(私も愛猫を交通事故で亡くしました。)
tabbycatさんはアンナぼんにしてあげたかったことを今の子達に存分にしてあげてますし、愛情だって注ぎまくってます!
時々思い出して泣いてしまうことだってあるでしょうが、それも天国へ先に行ってしまったアンナぼんは思い出してくれてありがとう~って思ってますよ。
私も死んだらあの子達と一緒に遊ぶんだっ!て思います・・・。
あっ!自分が死んだ時のことよりもまずはこの子達(ちょびうにしろ)といっぱ
い遊ばなきゃ!(笑)
tabbycatさんがチョビぽけとらコウちゃん達に愛情いっぱい注いでるようにね!
by unitaro (2006-02-03 15:46) 

tabbycat

unitaroさん、こんなに長い記事を読んでくれてありがとうです。
そう、交通事故だったのです。。。
というか、わたしの思慮の浅さが招いた事故なのですが。
どんな形であっても愛する者との別れは悲しく、後悔に満ちたモノですが
自分の不注意で、というのはやはりキツいですね。。。
当初はこの世の終わりかと思うほど絶望し泣き暮らしていましたが
時間と共に悲しみも記憶も、わたしの心の奥深くに潜行して行きました。
今はアンナぼんの事は懐かしい記憶として心の片隅にあり、
日々チョビたんやコウちゃん達のお世話と心配に明け暮れていますよ。
きっと、アンナぼんも
いつまでもわたしが悲しんでいる事を望んでは居ないでしょうからね。
unitaroさんの優しい励ましの言葉、とっても嬉しかったです!
お互いに自分が死んだ時、
胸を張って懐かしいあの子に会いに行けるよう
今現在共に暮らしている子達を精一杯大事にしたいですね。
by tabbycat (2006-02-03 16:28) 

私も、始めて一緒に暮らした子を自分の責任で亡くしました。
ブログに書こうと思いましたが、まだ気持ちの整理がついてないのでしょう、
途中でどうにもならず、消してしまいました。
tabbycatさんが、この記事を書き、何度も読み直し、そしてUPされた勇気。
アンナぼんは喜んでいるのではないでしょうか。

※仕事中なので、目薬さして誤魔化し中です。。。
by (2006-02-03 16:32) 

くみみん

涙がでてきました。でも、アンナぼんさんは本当に幸せだったん
ですよね。猫に限らず家族ですから。お別れは悲しいです。
でも、いずれはやってくるのですよね。
tabbycatさんのことはもちろん今の猫さんたちのこともアンナぼん
さんは見守っていてくれるとおもいますよ。
by くみみん (2006-02-03 16:36) 

tabbycat

wild_simbaさん、そうだったんですか。。。
焦らなくてもきっと、
その時が来たら書ける様になりますよ、きっといつか。
アンナぼん、喜んでくれてますかね〜、そうだといいな〜。
今回記事を書くにあたり、当時の事を思い出したり
古いアルバムを引っ張り出して当時の写真を眺めたり
泣きながらも、楽しい作業でしたよ。(^_^)
*お仕事中に泣かせてしまってごめんなさいです。。。

kumiminさん、長い文章にお付き合い下さってありがとうです。
ええ、少なくともアンナぼんと共に暮らした4ヶ月間、
わたし達家族にとっても、アンナぼんにとっても
非常に幸せな時間だったと胸を張って言う事が出来ます。
たった4ヶ月しか一緒に居なかったんだねぇ。。。と思うと
何だか不思議なぐらい濃密な時間でしたよ。
>tabbycatさんのことはもちろん今の猫さんたちのこともアンナぼん
さんは見守っていてくれるとおもいますよ。
ありがとうございます。
ほんとに何だかそんな気がしているのですよ。(^_^)
by tabbycat (2006-02-03 17:23) 

ここの管理人

たった4ヶ月という短い時間だったかもしれませんが、
アンナぼんとtabbycatさんには何年も一緒にいた
ように思えてなりません。

アンナぼんはきっとお空の上でtabbycatさんを
見守っていると思います。
by ここの管理人 (2006-02-03 22:47) 

tabbycat

ここの管理人さん、どうもありがとうございます。
わたし達にとっても初めての猫と言うのもあってか
とにかく溺愛していたものですから
4ヶ月と言う実際の時間の何倍も一緒に過ごしたような
錯覚を覚えます。。。
>アンナぼんはきっとお空の上でtabbycatさんを
見守っていると思います。
ありがとうございます。
本当にね、いつも傍らにいてくれてるような、
そんな気がしてしまうのですよ。
たまに誰もいない部屋で「アンナぼん、出ておいで」って
呼んでしまう事もあるくらいです。
by tabbycat (2006-02-04 11:00) 

tabbycat

てんたさん、ぐったさん、
読んでくれてありがとうございます。
by tabbycat (2006-02-04 11:03) 

MARI

tabbycatさんの気持ちに泣きました。
この記事を書くのは、やはりお辛い部分もあったと思うのです。
それでも、大切に愛されて育ったアンナぼんという猫がいた事を、
こうして共有してくださってありがとうございます。
いつか天国で会おうね、でもそれはまだずーーーーっとずっと先の話。
それまでは、私をいっぱい愛してくれたように、他の子達を愛してあげてね。
って、思いながら、アンナぽんはtabbycatさんを見守ってくれているに
違いないです。
私もうちの猫達に、いっぱい愛情を注いでいきます!
大切な事を教えてくれたtabbycat さんとアンナぽんに、お礼の代わりに
nice!を贈ります。
by MARI (2006-02-04 14:41) 

tabbycat

MARIさん、お気遣いありがとうございます。
良い事なのか悲しむべき事なのか
16年も経つと辛い、悲しいという気持ちは
ほとんど感じなくなりました。
アンナぼんの事を思い起こす時、胸に広がるのは
懐かしさと切なさと、色に例えるとセピアカラーのような感覚です。
>大切に愛されて育ったアンナぼんという猫がいた事を、
こうして共有してくださってありがとうございます。
そんな風に言って頂けるとこの記事を書いて良かったんだなぁ〜、って
思えます。どうもありがとうです。
MARIさんのコメントでわたしもちょっとうるうる来ちゃったですよぅ。。。
限りある時間をその時、その時で大切にして行きたいですね、お互いに。
長い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました!
by tabbycat (2006-02-04 16:38) 

ecco

ステキなお話ありがとう。
私も小さい時飼いはじめた子犬の事故にあう瞬間を
みてしまったことがありました。
しばらくの間はクルマがこわくてしかたなかったです。
幸い子犬は軽い怪我で済んだのですが
子犬はもらったお宅に返すことになってしまって・・・

あ。
自分のことばかり書いてしまってごめんなさい。
私もあのとき自分が手を離さなければと
思ったものですから。。

アンナぼん。
天国できっとしあわせにみなさんをみまもっていると思うんです・・
by ecco (2006-02-05 10:36) 

tabbycat

eccoさん、こちらこそありがとうございます。
そうですか。。。eccoさんにもそんな経験が。。。
ご自分が小さい時なら、なおさら衝撃的な事件ですよね。
でも軽いケガですんでほんとによかった。
>自分のことばかり書いてしまってごめんなさい。
いいえ、お気になさらずに。
わたし、今回この記事を公開してみて気付いたんですけど
皆さんが共感してくれたり、アンナぼんの為に涙してくれたりする中で
わたしの中にまだ残っていた後悔の気持ちとか罪悪感とかが
ふぅっと昇華されて行くような、そんな感じなんですよ。
思い切って公開してみてよかったな、って思ってます。
>天国できっとしあわせにみなさんをみまもっていると思うんです・・
ありがとうございます。
今頃は亡き父やチェリーママと
イチャイチャしているのかも知れませんね。(^_^)
by tabbycat (2006-02-05 12:51) 

nimama

全部読ませて頂きました。
悲しいけど、とても素敵なお話ありがとうございました。
ただ、ただ涙が・・・止まらなくて困るけど。
今の幸せ、その時の幸せ・・・どうしても同じにはなれない(戻れない)んですよね。
私も、お別れする時さよならだけは言ってないんです、だっていつの日にか絶対に再会するんだから・・・。
その時、アンナちゃんにも会えるといいなぁ。
by nimama (2006-02-06 19:23) 

yokopu

仕事中、涙目になってしまいました。
アンナぼんも、みんなに愛されて、ものすごく
幸せにゃんこですね。
遠い空の向こうで、tabbycatさんたちを
見守っているんでしょうね。
by yokopu (2006-02-07 12:48) 

猫ふみふみ

実家のさくらさんは、アンナぼんと同じサビ猫です。
もう13歳だけど元気に走り回っています。
きっとアンナぼんの分まで長生きしてくれると思います。
by 猫ふみふみ (2006-02-08 14:59) 

tabbycat

nimamaさん、こんにちは。
読んで頂いてありがとうございます。
nimamaさんも愛する子とのお別れに
今も心を痛めてらっしゃる事、記事からお察ししていますよ。
アンナぼんはアンナぼんであって、
きっとどんなにそっくりな子を飼ったとしても
あの時には戻れない、埋め戻す事は出来ないんですよね。。。
だからこそ、この一瞬が尊いものに感じられるんですよね。
わたしもいつかきっと、また会える事を信じて
そのとき笑顔で再会出来るような自分でありたいと思っています。

yokopuさん、こんにちは。
あらら〜、yokopuさんもお仕事中でしたのね?
アンナぼんがうちに来る前から、犬やらモルモットやら
インコやら...といつも動物と共に暮らしていたのですが
あんなに家族一同が可愛い可愛い♪ってなったのは
アンナぼんが初めてだったんですよ。
可愛がりすぎて神様に嫉妬されちゃったのかねー、なんて
うちの母親なぞは言っておりましたが。
アンナぼんは今も、ある時はお空の向こうから
ある時は2階の仏間から、又ある時はキッチンの隅っこから
わたし達の事を見てくれているようです。(^_^)
(時折、チョビたんにちょっかいを出したりしているような気も。。。)

猫ふみふみさん、こんにちは。
うん、うん♪元気で何よりです〜。
きっと、きっと、アンナぼんの分も長生きして欲しいですね。(^_^)
目指せ!成人式!!なのです〜。
by tabbycat (2006-02-08 16:14) 

りょく

悲しくて、読んだのに、なかなかコメントが書けませんでした。
書きたいのに、なにを書けばいいのか。
書きたいこと、いっぱいあって。

同じような事故にあった猫を、ワタシは拾いました。
目の前で車道に飛び出し、2台の車にはねられた猫です。
野良で、茂みから歩道に出た所を、ワタシが自転車で通りがかり、それに驚いて車道に飛び出したのです。
目の前が、真っ白になりました。
車道に、飛び出しそうになりました。

飼ってる猫と同じようなサイズ、同じような柄でもあったのです。

3歳ぐらいの猫だったせいか、顎の軟骨がずれただけで済みました。
全身を打ってるわけですから、後遺症もあるかも知れないですけど、今の所は大丈夫みたいです。

その猫は、今は家で暮らしています。
にごうって言います。
なかなか懐いてはくれないけれど、運のイイコだから。
きっと何とかなるって思います。

アンナぼんのご冥福を祈ります。
tabbycatさんの、大事なコたちの健康と長生きを祈ります。
きっと、アンナぼんは、味方してくれると思います。
色んな所で、色んな風に。

ゴメンナサイ、自分の話ばかりで。
しかも、まとまり無くて。。。。。
by りょく (2006-02-09 02:29) 

tabbycat

りょくさん、こんにちは。
まあ!にごさんにはそんないきさつがあったのですね。
同じような状況で同じような事故にあっても
命を落とす子と助かる子、
にごさんのケガが大した事がなくてほんとによかった!
きっとまだにごさんには生きてやるべき事、知るべき事が
たくさん残っていたのでしょう。
りょくさんのお家で幸せに長生きして欲しいです。
コメントのしづらい内容の記事だったのに
ずっと考えていて下さったのですね。ありがとうございます。
アンナぼんはきっと、いつもわたし達と一緒に居て
うちの子達の事も見守っていてくれてるとわたしも思います。

にごさんも早くみんなと仲良く暮らせるようになると良いですね。
by tabbycat (2006-02-09 16:00) 

従者

会社で読まなくて良かった(^^;
シーンが目に浮かび、悲しくてたまらなくなって・・・。
足元で鳴くギズモの声で、我に返りました。
嘘、嘘!tabbycatさんの気持ちが手に取るようにわかりました。
今では「当たり前」な、やってはいけないことをやってしまったんですもの、
ネコの習性も知らず、そんなことになるとは想像もしなかったとはいえ、
自分を責める気持ちとご両親の思いやりが、痛くて辛かったでしょうね。。。
でも、とても悲しい思い出だけれど、人間って、これを乗り越えて、
同じ過ちを二度と繰り返さないようにして成長していけるんですよね。
だから、今のみなにゃんたちとの楽しい生活があるんでしょうし。
アンナぼんはアンナぼんで「悪かったのは私なのに」と思っていたはず。
きっと今は、tabbycatさんの心の傷がすっかり癒えたのだとわかって
天国で安心して見守ってくれていますね(*^-^*)
by 従者 (2006-02-09 20:34) 

tabbycat

従者さん、こんにちは。
当時のわたしの気持ちを共有して下さってありがとうございます。
アンナぼんと暮らした日々の事は、
今はもうはっきりとした映像としては思い出せないんですが
事故の瞬間の事だけはまるでさっき起こった事の様に
鮮明に覚えているんですよね。。。
でも忘れたい、と思った事は1度もないです。
というか、一生忘れたくないのです。
>とても悲しい思い出だけれど、人間って、これを乗り越えて、
同じ過ちを二度と繰り返さないようにして成長していけるんですよね。
そうですね。それはわたし自身の事としてもとても強く感じます。
本来ならこんな事になる前に、
彼らの事をもっと良く知ろうとするべきだったのですけど。。。
彼らの習性の事、身体の事や病気の事
悲しい事件に遭遇してみて初めて
「もっと良く知ろう!いや、知っていなければ!」という気になりました。
今現在、飼い猫に油物や味のついた食べ物を与えている人達にも
わたし達がいくらとやかく言ったところで実際にその子が苦しい思いを
して初めて「ああ!なんて事をしたんだろう。。。」とわかるんだろうなぁ、と
ちょっと冷たい言い方かもしれないけどそう思うのですよ。
人は後悔しながら前進して行く生き物なのかもしれないですね。

事件自体はとても悲しい結末になりましたが
その後のわたしのペットに対するスタンスと言うか
意識を形作る上で、礎になってくれた子なのだなぁ、と
ようやく思える様になりました。
>tabbycatさんの心の傷がすっかり癒えたのだとわかって
天国で安心して見守ってくれていますね(*^-^*)
きっとそうなんだと思います。
時々我が家に遊びにも来ているみたいだし、(笑)
なんだかいつも近くに居てくれてるような気がするのですよ。。。(^_^)
 
頑固堂さん、女王猫さん、
読んで下さってどうもありがとうございます。
by tabbycat (2006-02-10 12:00) 

黒猫3匹*

読ませていただきました。
tabbycatさん、当時、さぞかしおつらかったでしょう。
この記事を書くのもおつらかったでしょう。
私の話を書かせてください。
私もコドモの頃、初めて飼った猫を数ヶ月で亡くしました。
車に轢かれてしまったのです。
しかも自分のウチの駐車場の入り口で、ウチの車に。
親が出かける際に気づかず轢いてしまい、帰ってきて気づいたそうです。
あの朝、通学するとき途中まで見送りについて来てくれたあの子。
学校から帰ったらもういなかった。 信じられなかった... つらかった...
それでも今、こんなにも猫が好きで猫と暮らしている私。
きっとあの子が素敵な思い出を残してくれたから、私はこんなにも猫が好きで
今の猫たちとの生活があるのだな、なんて思っています。
きっとこの話、自分のブログには書かないんだろうなぁ...
自分の話を長々とどうもすみません!
アンナぼん、きっと天国で楽しく過ごしているのでしょうね♪♪♪
by 黒猫3匹* (2006-02-10 21:01) 

tabbycat

kuroneko3mariさん、どうもありがとうございます。
ううう。。。kuroneko3mariさんにもそんな辛い経験が。。。
どんなお別れの仕方でも悲しいけれど
事故はあまりにも唐突に、否応なくお別れしなければならなくて
その事実を受け入れるのがすごく難しいですね。
>きっとあの子が素敵な思い出を残してくれたから、
私はこんなにも猫が好きで
今の猫たちとの生活があるのだな、なんて思っています。
わたしも全く同じ気持ちなのですよ〜。
アンナぼんが猫と暮らす楽しさを教えてくれたから
わたしはこれからもずっと猫と共に生きて行くような気がします。
(あれ?人間の男はいらないのか??)(笑)
>自分の話を長々とどうもすみません!
いいえ、むしろ辛い事があったのは自分だけじゃないんだ、
みんなそれぞれ乗り越えてるんだ、って勇気づけられます。ありがとです。
*アンナぼん、さすがにそろそろ父の歌う「アンナぼんの歌」に
 うんざりしてるかも。。。(;^_^A
by tabbycat (2006-02-11 16:34) 

saineko

とてもお辛いことがあったのですね
読んでいて、涙がでてきました~
tabbycatさんのお気持ちを考えたら、どんなに辛かったろうと思って。
記事を書くのも公開するのも勇気がいったと思います
私は猫を飼ってまだ辛い思いもしたことがなくて、お気持ちを理解しきれないと思いますし、これから辛い思いをするのかと思うと怖くて仕方ありません
猫達と過ごす時間はかけがえのない宝物ですよね
アンナぼんもきっと、tabbycatさんのお家で愛されて幸せだったって思ってると思います
今もちゃんと見守ってくれてる、そう思います。
by saineko (2006-02-12 21:40) 

tabbycat

sainekoさん、どうもありがとうございます。
ブログを始めてからすぐに、誰かに何かを伝えるとしたら
それはアンナぼんのことだ、と思ってました。
記事自体は書きはじめたら一気にわーーっと書き上がったんですが
いざ公開するとなるとかなり躊躇いがありましたね。。。
だけどあんなに悲しかった事も、
時間が経つと徐々に悲しみが癒えて行きます。
わたしも今はただ、これからそう遠くない日に訪れるであろう
悲しみの事を思うとそちらの方が怖くて仕方がないのですよ。
だからこそ今を大切に、限りあるこの一瞬を精一杯慈しんで
過ごして行けたらな、と思います。
>猫達と過ごす時間はかけがえのない宝物ですよね
アンナぼんと過ごした時間は、短かったけどまさに宝物でした。
これからもどんどん宝物を増やして行けたら良いですよね。(^_^)
by tabbycat (2006-02-14 14:29) 

Jivon

こんにちわ^^
読ませていただきました。悲しくて涙が止まりませんでした・・・。
うちも3ヶ月の子を先天性の病気で失いました。
そのことと妙にかぶってしまい他人事とは
思えませんでした。きっとアンナちゃんは幸せだったと思います^^
こんなに思ってくださる飼い主さんがいるのだから(〃▽〃)
by Jivon (2006-02-18 17:19) 

tabbycat

Jivonさん、はじめまして。
読んで下さってありがとうございました。
Jivonさんも辛く悲しいお別れを経験されたのですね。
その上まだ1年ちょっとしか経っていないのですよね。
余計に悲しい気持ちにさせてしまったのではないかと
ちょっと心配です。。。
お別れはどんな形でも悲しいけれど、
なにもそんなに早く逝ってしまわなくても。。。って
思っちゃいますよね。
でもきっと、出会いと別れは予め決められたもので
アンナぼんとはあそこでお別れする運命だったんだなって
思う事にしています。
ラテちゃんもきっと、精一杯可愛がってくれてありがとうって
いつもJivonさんとモカちゃんの近くで見守ってくれてるんですよね。
モカちゃん、
ラテちゃんの分まで元気で長生きして
Jivonさんを幸せにしてあげてね。(^_^)
by tabbycat (2006-02-18 19:36) 

ちぇる

はじめまして、何気なくサーフィンしていてここに辿り着き、この日記を読みいってしまいました。涙が出てきます。悲しすぎます。本当に悲しかったですね。
でも、アンナちゃんは、tabbycatさんと過ごした日々、ものすごくシアワセだったと思います。
by ちぇる (2006-03-07 12:54) 

tabbycat

ちぇるさん、はじめまして。
読んで下さってありがとうございます。
皆さんが共に涙を流してくれて、わたし自身は本当に
気持ちが救われたような気がしているんですよ。
>でも、アンナちゃんは、tabbycatさんと過ごした日々、
 ものすごくシアワセだったと思います。
そう言って頂けるととても嬉しいです。
いつかあちらの世界でアンナぼんに会えたら、
ぜひ確かめてみたいなぁ。。。(^_^)
by tabbycat (2006-03-08 19:33) 

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