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神奈川県立花菜ガーデンの薔薇たち(5) [おでかけ]


オールドローズのアーチ群をくぐり抜けると
少し開けた感じのお庭に入ります。
円形に、敷石の敷かれた空間の周囲には
薔薇を含む様々な植物が植えてあり、
その空間の中央に、
”特別な”という感じで植えてあるのが3種のラ・フランスです。
 
 
CIMG1251.JPG
ラ・フランス(Guillot)/フランス/1867年/ハイブリッドティ
 
ラ・フランスはオールドローズとモダンローズを分かつ
薔薇の歴史上では非常に重要な役割を担う薔薇の様です。
このラ・フランス以前に作られた薔薇をオールドローズ、
ラ・フランス以降に作られた薔薇をモダンローズと分類するらしいのです。
 
 
 
CIMG1247.JPG
レッド・ラ・フランス(W.Paul)/イギリス/1888年/ハイブリッドティ
 
別名ダッチェス・オブ・アルバニー。
ラ・フランスの枝変わりによって出来た品種らしいです。
ここにはレッド・ラ・フランス、ホワイト・ラ・フランスと
3種のラ・フランスが植えてありましたが、ホワイトは生憎咲いていませんでした。
レッド、と言っても赤ではなくて
ちょっと濃い目のピンクなのですね。
 
 
CIMG1253.JPG
周囲の植栽はこんな感じでした。
いくつかの薔薇も点在していましたよ。
 
 
 
ラ・フランスの庭園を抜けると
モダンローズのエリアに入ります。
こちらは種類が多い為か、お庭という感じではなく
きれいに区分けされた場所に整然と「展示」してある感じでした。
モダンローズは既にほとんどの花が終わってしまっていたので
撮れるものだけ撮ったものを紹介しますが
実際はこの何倍もの品種が植えてありました。
 
  
CIMG1244.JPG
 
CIMG1242.JPG
↑2枚ともに
ポール・ゴーギャン(G.Delbard)/フランス/2006年/シュラブ
 
似た様な品種を集めて植えてあるのか
絞り系の薔薇がまとまって咲いていました。
ポールゴーギャンは、通販のカタログ等では
黄色と赤の絞りとなっているのですが、この写真だと黄色はどこ?って感じですねー。
終わりかけの時期なので本来の色とはちょっと違うのかしら??
 
  
 
CIMG1239.JPG
モダン・タイムズ(Verbeek)/オランダ/1956年/ハイブリッドティ
 
こちらも絞りの薔薇。
美味しそうなお肉を花型に盛った様な?
サシが良く入っていて上等のお肉〜〜。(笑)
 
 
 
CIMG1235.JPG
 
CIMG1236.JPG
 
CIMG1237.JPG
↑3枚共に
センチメンタル(Carruth)//1997年/フロリバンダ
 
絞り、とは言っても
絵筆に付いた絵の具を勢いよく散らした様な
個性的な薔薇ですね。
花びらは丸くて可愛いです。
 
 
 
CIMG1231.JPG
アブラカダブラ(Kordes)/ドイツ/2001年/
 
・・・なんかもう、薔薇じゃ無いみたい。(;^_^A
写真の状態はどうやら散る寸前の姿らしく
咲き始めは黒っぽい部分はもっと赤味が強くて、黄色との絞り。
咲き進むとどんどん黒っぽくなって来て、花びらもめくれて剣弁に。
わたし的にはもはやサラミにしか見えません。(笑)
 
いちおう似た様なものをまとめて植えてあったのか
シマシマの薔薇も同じエリアで数種類が咲いてました。
 
 
 
CIMG1228.JPG
ミッドナイト・ブルー
 
名札の撮影に失敗して詳細はわかりません。(;^_^A
深い深い紫色の花びらはまるでビロードの様♪
同じ紫でも、うちにあるリシュリュー卿よりも
より重厚感のある質感でしたよ。
 
 
 
CIMG1226.JPG
クリムゾン・グローリー(W.Cordes)/ドイツ/1935年/ハイブリッドティ
 
鮮やかだけれど、少し透明感もある感じ?
この1輪しかちゃんと咲いてるのがなかったので
開きかけはどんなだったんでしょうね?

 
 
CIMG1224.JPG
ハイディ・クルム・ローズ(H.J.Evers)/ドイツ/1999年/ハイブリッドティ
 
青味のピンク、フューシャピンク?
それとも赤味の藤色?
規則正しく整然と並んだ花びらと。
ハイディ・クルムは女優さんの名前だそうです。
 
 
 
CIMG1223.JPG
グレー・パール(S.McGredy)/イギリス/1945年/ハイブリッドティ
 
なにいろ、とも言えない微妙な色合いが魅力的でした。
ミルクたっぷりのロイヤルミルクティーとか飲みたくなりますね♪

 
 
CIMG1219.JPG
アンバー・クイーン(J.Harkness)/イギリス/1983年/フロリバンダ
 
ややアプリコット味のある黄色。
暖かみがあって好きな色です。
 
 
 
CIMG1216.JPG
バレンシア(Kordes)/ドイツ/1989年/ハイブリッドティ
 
1つ前のアンバークイーンとよく似た色の薔薇でした。
が、大きさが全然違います。
こちらは超巨大輪と言っても良いんでは無いでしょうか?
子供の顔ぐらいの大きさがありました。
個人的にはここまでデカくなくても。。。と思いましたけど。(;^_^A
 
 
 
CIMG1212.JPG
ジャスミーナ(T.H.Kordes)/ドイツ/2005年/ラージフラワードクライマー
 
ピエールさんをひと回りふた回り小さくした様な小振りのお花。
すでに終わりかけの感じでしたが
それでもまだ結構な花が咲いていました。
 
 
 
CIMG1207.JPG
スノー・コーン(K.W.Zary)/アメリカ/2005年/シュラブ
 
原種の薔薇に近い雰囲気でしたが
蕾の形がとんがっていて、ガクも綺麗にめくれていて
白い中身がロケットみたいで可愛い♪
花びらぎっしり!ばかり見た後にこういう薔薇を見ると
それはそれでまた新鮮です。(^_^)
 

 
 
次回は青薔薇系などをご紹介します♪
 
 

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コメント 5

まつぼっくり

本当に薔薇にはたくさんの種類があるのですね。
びっくりです。
色もたくさんあるし形もさまざま。
個性があってどれもステキです。
by まつぼっくり (2010-06-18 23:02) 

ゆう

霜降りのお肉とか、サラミとか、
私が「まぁ、面白い、きれいじゃないの?」って
思ったとたんにtabbycatさんのコメントで
笑わせてもらいましたよ(笑)(笑)
アブラカダブラ、とってもミステリーな
雰囲気で素敵⇒なるほど、サラミに見える!!みたいな(笑)
グレー・パールまるで繊細な紙で作られたような
雰囲気で、なんか好きかも・・・。
こちらは雨でむしむしなのですが、
すがすがしい写真で気分転換できましたよー。
by ゆう (2010-06-20 12:31) 

tabbycat

まつぼっくりさん♪
いつもありがとうございます。(^_^)
本当に、何千種という薔薇の品種があるのでしょうねー。
毎年どんどん増えてる訳だし。(笑)
たくさんたくさん見て回ってると
そんなに薔薇には興味ないって言う人でも
お気に入りの1本というのがきっとあると思います♪

ゆうさん♪
ありがとうございます。
絞りの薔薇と言うのを初めて見たときから
「お肉♪」って思ってしまったので。。。(笑)
赤い部分が多いとどうしてもそう思ってしまうんです。
グレーパール、わたしも良いなぁって思いましたよ♪
こういう微妙なニュアンスカラーみたなのかなり好きなんですが
実際に他の植物と色を合わせる事を思うとちょっと躊躇してしまいますけど。
でもチャレンジしてみて、予想以上にマッチしたりしたら
やったーーー!って思うでしょうね。(^_^)

今日は横浜もどんより曇ってムシムシです。
次の記事はちょっと清々しい色の薔薇なので
良かったらそちらも見てやって下さいね♪

nice!を下さった皆さん、ありがとうございます♪
by tabbycat (2010-06-20 13:53) 

laysy

グレー・パール〜なんて渋い色〜シックですね。
薔薇の灰色ってこういう色のことでしょうか…
by laysy (2010-06-26 19:44) 

tabbycat

laysyさん♪
わたしもこういうニュアンスカラーのお花が好きです♪
はっきりした色の花に比べると
気温なんかの条件によっては色幅がかなりあるんではないかと。
秋に咲いた花の方が本来の色に近いのかもしれませんね。^^
by tabbycat (2010-06-27 13:15) 

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