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オトナの社会科見学〜シールド工事を見に行こう!(後編) [おでかけ]

 
と言うわけで後編です。
前編をまだ見ていない人は2つ前の記事をご覧下さいね。(^_^)
 
 
 
では早速、トロッコに乗り込みましょう♪
音量は大きめの方が臨場感は伝わるかも。(^_^)
酔わない様にお気をつけ下さい。
*それから、腰の悪い人にはトロッコは結構キツいでしょう。。。かなり揺れるし。
 
 
 
 
 
 
えーと、超久しぶりにflipclipにMacからログインしたら
いつの間にかフラッシュプレイヤーのバージョンがアップしておりまして
我がMacちゃんが完全にサポート外になっていてびっくりしました。
ひょっとすると↑の動画が見れないと言う人もいらっしゃるかも?
そんな方の為に動画内で受けた説明をこちらでもしておきますね。

 
*坑内では各所に非常用のライトが設置してあり、
 万が一電源が落ちても30〜40分間は点灯し続けます。
*坑口から○○メートルという表示が何ヶ所かにしてあります。
*掘った穴を補強する為のセグメントと言う部品の幅が小さくなっている場所は
 カーブがきつい箇所だと言う事です。
*何故カーブが多いかと言うと、民地にかからないようなコースを辿っているためです。
 全て市道か、市所有の土地(市立の学校とか)の下を通っています。
 (これは動画内でも説明がありません。)
*シールド本体は電気で動きますが400Vの電気が必要だそうです。
*400Vのケーブルを引くととてもぶっとくなってしまうので
 3000Vの高圧でケーブルを引き(ずっとスリムなケーブルになる)、
 坑内に設置したトランスで変圧するそうです。
*他に油圧系統の機械がいくつか並んでいます。
 (これはシールド本体を前に進める為に必要な油圧ジャッキに使用とすると思われます。)


さて、シールド本体の手前は本当に足場が悪いので
動画の撮影は諦めて残りは静止画で。
 
 
 
08シールド内.JPG
シールド坑の最深部です。
地下15m付近から掘り始めた穴は、この地点ではおよそ27mぐらいだそう。
今まさに見えているのがシールド本体。らしいのですが
素人には何が何やらさっぱりわかりません。(笑)
 
 
 
09セグメント最先端.JPG
これがセグメントの最先端です。(暗くて見え辛いですが。)
左側の金属がセグメントの端っこで、その右側の壁は剥き出しの岩盤です。
このセグメントの端っこに突っ張る形で数本の油圧ジャッキが働き
シールド本体を前へ前へと押し進めている様です。
 
 
 
10シールド後方.JPG
シールド本体の後方には、
掘り出した土(というよりはドロドロにされた泥土)の排出口があり
その泥土をトロッコに積む為のベルトコンベアーがあります。
 
 
 
11シールド後方より.JPG
シールド本体内から出て、少し離れた場所から見ると
数本のジャッキが頑張って突っ張っているのが見えますね。
 
 
 
12運転席より.JPG
規則正しく並べられたセグメントやたくさんのケーブル、パイプ。
そして煌煌と光る照明を見ていると、なにやら無性にわくわくしますな。
(若干の工場萌えの傾向アリ。)(笑)
 
 
 
13運転席.JPG
動画内でも少し触れていましたが、ここが運転席。
 
 
 
14運転席画面.JPG
このような画面でした。
ちなみに、この工事に直接携わっているのは昼間6人、夜間5人の
計11人で作業を行っているそうです。
随分少人数で出来る様になっているんですね。(^_^)
 
 
 
15記念石.JPG
途中ところどころ、セグメントに石が置いてある場所がありましたが
これは石が多くて掘り進むのに難儀した場所に記念として置いているそうです。
通常一日で10m強掘り進める事が出来ていても
こういう場所では丸一日かかってほんの数mしか進めなかったそうな。
 
 
 
 
 
それでは最後に、
「シールド坑内の車窓から(復路)」の動画をノーカットでお楽しみください。(笑)
 
 

 
 
 
 
 
今回実際に見学してみて、
こうして付近の住民に内部を見学させる試みはとても良いな、と思いました。
そこで何が行われているのか理解が深まれば、
多少の騒音などの迷惑もそんなに気にならなくなるかもしれないし、
それは工事を行う側にとってもプラスになるでしょうから。
そして、普段あまり身近に感じる事が出来ず、
とかく「ダンゴー」とか「ワイロ」とかダークなイメージ先行の
土木の世界が、実際には人間の叡智の結晶である事に深く感銘を受けました。
シールドの技術も初期には地圧や地下水圧に負けて崩れたり浸水したり
多くの犠牲者が出たりしたそうですが
現在では「泥土圧式」とその名が付いている通り、
常に地圧や地下水圧に拮抗する形でシールドの側からも圧力を加えており
地下水が内部に漏れ出す心配もないそうです。
技術の進歩、人間の創意工夫する力、スゲーーー!と
素直に思いましたよ。(^_^)
皆さんも、機会があったら是非見学してみて下さいね。
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tabbycat

MORIHANAさん
Hitomi_Xさん
猫屋福助(株)さん
nice!ありがとうございました♪
by tabbycat (2009-07-23 16:47) 

ヤヨ

おぉ~~~!後半もすごい~~!!
こんなトロッコまで乗せてくれちゃうんですね!!
うらやましい・・・・
うちの近所でもシールド工事やってくれないものかしら。笑
by ヤヨ (2009-07-23 21:25) 

tabbycat

ヤヨさん♪
うふうふ♪喜んでもらえて嬉しいですー。
ヤヨさんとはなんだか気が合う様な気がするなぁ〜。(笑)
これからは地下のトンネル工事はほとんどシールド工事が主流だと思うので
ヤヨさんのお近くにもそのうちシールドがやって来るかも知れませんね♪

by tabbycat (2009-07-24 13:51) 

MARI

動画で見ると、臨場感が増しますね。
レトロなような、近未来的なような、
不思議な坑内も素敵!
日本のトンネル工事の技術は世界最高峰とも
いいますから、良い経験でしたね。
トコッロも楽しそうです♪
by MARI (2009-07-25 17:33) 

tabbycat

MARIさん♪
すこしでも現場の感じが伝わったなら幸いです。(^_^)
機械っぽいんだけど、どこか人の手が入ってるっぽい外観、
映画マトリックスの世界とか、ジブリ作品を彷彿としちゃいました。
メカなんだけどデジタルじゃなくてアナログな感じとでも言いましょうか。(笑)
本当に良い経験が出来ました♪
工事で家が揺れて、若干ドアの開け閉めに手応えを感じる様になったりとか
キィキィ音が出る様になったりとかしてますが、まあ良しとしよう。(;^_^A

mitsuさん
naoさん
nimamaさん
nice!ありがとうございます♪
by tabbycat (2009-07-29 17:46) 

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