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オトナの社会科見学〜シールド工事を見に行こう!(前編) [おでかけ]

 
tabbycatの自宅近くで全長2km弱におよぶ
大規模なシールド工事が始まったのは去年の5月の事。
シールド工事とは、簡単に言うと地下にトンネルを掘るのに
人力ではなくシールドと呼ばれる専用の機械を使った工事の事です。
詳しくはwikiなどでご覧下さいね。(^_^)
 
その工事の関係者と家の前で立ち話をしていたら
「シールド坑内を見においでよ♪」という素敵なお誘いを受け
早速近所の方達数人を集めて行って来ました♪
約束の時間に工事事務所へ向かうと、まずは工事の概要を説明してくれました。
 
 
17シールド全景.JPG
↑この工事で使われているシールド本体。(事務所内に飾ってあった写真を撮影)
シールド本体は、その工事で必要な穴の径や地質などに応じてほぼオーダーメイドとなり
他のシールド工事で再利用する事はほとんどないそうです。
もちろん、内部のジャッキ等の部品はまた利用しますが
シールド本体自体は工事が終われば解体されてしまうそうです。
この工事では、途中ほぼ直角に曲がるコース(R10)を掘る為に
シールド本体が真ん中で折れ曲がる角度が大きくなる様
真ん中に見える黒い部分の幅が広くなっているそうです。
 
 
 
01入り口.JPG
これが入り口。
もっと引いて撮影すれば良かったのですが
白い壁はシールドハウスと呼ばれるもので、
高さは10m近くある四角い箱の様な建物です。
近隣への工事の騒音を防ぐと同時に、中は工事の資材置き場にもなっています。
 
 
 
02資材セグメント.JPG
シールドハウスの中。
セグメントと呼ばれる部品が並んでいます。
シールドで穴を掘り進んだその壁面に、
このセグメントを敷きつめて強度を保ちます。
通常はコンクリート製のものを使う事が多いのですが
この工事ではカーブが多いので
シールドが進む為の圧力に耐えられず割れてしまうそうです。
なのでこの現場のセグメントは金属製。
また予算がたっぷりあれば、
シールド自体にセグメントを自動で組み立てる機能もつけられるらしいのですが
経費削減の昨今、ここではセグメントは手動で組み立てているらしい。。。(笑)
 
 
 
03立坑直上クレーン.JPG
これが立坑(たてこう)と呼ばれる縦15m程の穴の直上のクレーン。
このクレーンでセグメントを下に下ろしたり、
掘られた土を上に運び出したりしているそうです。
*立坑を掘る頃はどでかい杭打ち機とか入っていたのですが
 そのころは我が家も結構ゆっさゆっさ揺れてました。 
 
 

立坑を覗き込む。(マウスをオンすると分かりやすいかも。)
デジカメだと分かりにくいですが
4階建てから5階建てくらいの高さがありますよ。
同行の人はひゃぁーとすくみ上がってました。
 
 
 
05立坑入り口.JPG
では早速立坑を下りて行きましょう。
なかなか歩けない、超「現場!」チックな足場に興奮。
数人で歩くと揺れる足場にさらに興奮っ!(笑)
 
 
 
06トロッコ.JPG
一番下まで下りると、トロッコ電車が待っていました。
歩いて奥まで行く事も出来るのですが、
既に1300m程掘り進んでいるのでトロッコで楽をしましょう。(^_^)
 
 
 
07シールド抗入り口.JPG
これがシールド抗の入り口。
立坑から、今度は横に伸びた穴です。
右手に見えるのが工事に使用していると思われるトロッコ。
セグメントが積んであり、前方の四角い箱には
掘り出された土砂が積まれるのでしょう。
 
 
 
後編へつづく。
 
 
 
 

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コメント 5

MORIHANA

かなり昔、釧路沖の海底にある
炭鉱の坑内を見学したことを思い出しました。

…にしても、違う人のブログへワープしたのかと
一瞬、焦りました (笑
by MORIHANA (2009-07-18 13:46) 

猫屋福助(株)

シールド掘削機、素敵ですね(うっとり)。
いわゆるジェットモグラ(サンダーバード)のようなドリルでは
掘り進められませんからね。
それにしても、見学できるんですね。
一昔前まで女性を坑内に入れるのはタブーだった時代もありましたが。

by 猫屋福助(株) (2009-07-19 21:33) 

tabbycat

MORIHANAさん♪
コメントありがとうございます。(^_^)
炭坑の中、良いですねー。
わたしも見てみたいです♪
わたしは子供の頃佐渡の金山を見学に行きましたが
なんだか良く覚えてないので残念。。。
ちょっといつもと違う感じの記事になったので
我ながら自分のブログじゃ無いみたいです。(笑)

猫屋福助(株)さん♪
素敵でしたーー♥
もう最初っからわくわくしっぱなしでしたよ。(^_^)
見学は結構たくさんの人が既に行ったらしく、
トンネルの上に建つ小学校では約半数の児童が見学済みだとか。
掘り上がったらまた見学したいぐらいです。
*サンダーバード的な例え、工事の人も同じ様な事言ってましたよ。
ああいうの見たいにドガガガーっとは進めないんですよ、って。(笑)

nice!を下さった皆様、ありがとうございます。
by tabbycat (2009-07-22 16:39) 

MARI

シールド本体って、オーダーメイドなんですね。
は〜、すげーっ!っと感心してしまいました。
こういう機械チックな所って、ワクワクしますね。
見学が出来るとは、驚きです。
といっても、そうそうこういう現場が近くには
ないでしょうし、貴重な経験ですね!
by MARI (2009-07-25 17:12) 

tabbycat

MARIさん♪
MARIさんもこういう場所お好きなんですね♪わーい。
これで弾みをつけて
いつか首都圏外郭放水路の見学にも行ってみたいと思ってます。(^_^)
シールドは正面の刃(歯?)が並んでる部分、
「顔」と呼ばれているそうですが、
その現場現場でかなり違うものになるらしいですよ。
その顔の部分を比較研究してみるのも楽しそうですよね♪
by tabbycat (2009-07-29 17:27) 

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