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11月4日 一難去って [ Lチョビたんてんかん日記]

11月4日。
いつものように朝チョビたんと病院へ。
昨日の輸血の効果を見るために血液を採取しようと身体を横向きにすると
いつになく嫌がる様子でした。
それでも何とか押さえつけて保定しようとすると
興奮のためか口が開いてハァハァしてしまったチョビたん。
良く見ると興奮の時のハァハァとはちょっと様子が違って
本気で息が苦しそうに見えるのでそのように先生に伝えると
確かに呼吸の様子がおかしい、との事で急遽酸素吸入&レントゲン撮影。
画像での結果は胸に水が溜まって肺が十分広げられない状態とのこと。
心臓の影も形も全く見えないほど水が溜まって胸全体が真っ白に写っていました。
このままでは呼吸困難になってしまうので、
その胸に溜まった水を抜く処置を受けることになりました。
胸腔穿刺と言って胸に直接針を刺し、中の水を吸い出すという処置だそうです。
場合によっては暴れない様に麻酔も必要になるかもしれないけれど
今のチョビたんにとって麻酔はかなりのハイリスクになる可能性があるとのこと。
しかしやるかやらないか選択の余地は無く、やるしかないという状況でした。
先生もまさかこんなに胸に水が溜まっているとは予想外だった様でした。
。。。もしも麻酔から目が覚めなかったら??
せっかくここまで回復して、せっかくポケちゃんから血も分けてもらったのに
ここでこのままお別れなんてことになったら嫌だな。。。
ひょっとすると、今この瞬間が今生の別れになるのかも、と
心のどこかで半ば諦めのような気持ちも抱きつつ
わたしはチョビたんを預けて病院を後にしました。

なにかトラブルが起きたらきっと昼ごろまでには、
いや遅くとも午後の診療が始まる3時ごろまでには連絡があるだろうと思っていたので
わたしは再び自分の携帯電話が鳴らないことを願って過ごしていました。
11時になり、12時になり。。。午後3時になり、
それでも病院からの電話が無かったので恐らく無事に成功したのだろうと
ようやくホッとすることが出来ました。
夜になっていつものようにお迎えに行き、
ケージの中でいつもと変わらぬ様子で過ごしているチョビたんを見たとき
心底安堵したことを覚えています。
 
先生からのお話では、
まずは水を抜く処置は無事成功したこと、
しかし本来なら5~10分程度で覚めるぐらいの麻酔が
チョビたんの場合覚醒までに30分以上を要したこと、
処置前の胸の画像と処置後の胸の画像を比べながら
溜まった水はほぼ抜き去ることが出来たこと、
実際に抜いた水の量は350ccにもなったことなどを説明してもらいました。
tabbycatも実際にチョビたんから抜いた胸水を見せてもらいましたが
こんなに。。。?と驚くぐらいの量でした。そりゃぁ苦しかったよね。。。
胸水と聞くと本当に水のような液体を思い描いていたのですが
実際は、不透明でわりと派手なピンク色をした液体だったのでびっくりしました。
ピンクグレープフルーツジュースのような感じでした。
先生は本当は、チョビたんの胸に膿が溜まっているのではないかと恐れていたらしく
膿胸じゃなくて本当によかったです、と言っていました。
チョビたんはいつも悪い状況の中にあっても常に「最悪の状況」にはならず、
それはチョビたんの持って生まれた運の強さ故なのかもしれないなぁ、とふと思ったりしました。
 
今回胸に水が溜まったのは
恐らく今まで積極的に続けてきた点滴の水分が
うまく代謝されなかったためでしょうとのこと。
チョビたんの身体には少し点滴の量が多過ぎたのかもしれません。
先生はわたしに「申し訳ない」と謝罪されましたが
これまでの点滴治療があったからこそ、
ここまでチョビたんが回復することが出来たと思っていたので
到底先生を責める気持ちにはなれませんでした。
当面は点滴治療を中断して、(幸い腎臓肝臓ともかなり機能が改善されたことだし)
これ以上また胸に水が溜まらない様に注意深く見ていくことになりました。
本来なら利尿剤なども使用していった方が良いらしいのですが
利尿剤は腎臓には負担をかけるので、チョビたんの様子を観察しつつ
バランスをとりながら状況に応じた治療をしていくことになりました。
チョビたんはもともと甲状腺機能亢進という持病も持っており
倒れてから以来そのお薬もお休みしてしまっているので
甲状腺機能亢進の症状でもある頻脈もまた原因の1つになっているかもしれない、と先生。
また甲状腺のお薬も再開していくことになりました。
 
今まで毎日続けてきた点滴を、明日からはしなくなる。
それでまた腎臓の数値が上がったりしないかなぁ。。。
なんとなく不安な気持ちでいました。
お水はね、好きなだけ飲ませてあげていいですからね、と先生。
お口から入った水が胸に溜まることはありませんからね、と言ってもらえたので
わたしは点滴の分もチョビたんにはたくさんお水を、
しかも良いお水を飲んでもらおうと思いました。
 
そして今朝採血した血液検査の結果、

前日の輸血の効果で赤血球容積は23%に改善。
これがこのまま維持出来ると良いのですが。。。と先生。
これ以上の溶血を防ぐ為に免疫抑制剤が処方される事になりました。
これまでも注射では投与してもらっていたのですが
今後は飲み薬で続けて行く事になりました。
プレドニンというステロイド剤です。
 
 
わたしはわたしで、
少しでもチョビたんの身体のためになるご飯と水を探していました。
今のチョビたんには固形のご飯はまだ食べられないので
なるべくペースト状かそれに近い形状で身体に良さそうなものを、と。
それから、名前ぐらいは以前から知っていたナノクラスター水、
少しでも無駄なく吸収出来るなら、と藁にもすがる思いでネットで注文してみました。
ナノクラスター水については、その効能書きの全てを信じたわけではないのですが
ミネラル分が0というだけでも水道水よりはマシだろうと思いました。
 
ナノクラスター水vivo

500ml24本入りで一万円前後が相場らしい。
このお水のおかげかどうかはわかりませんが
点滴をしなくなってからも
順調に血液検査の数値が下がってくれました。
 
カントリーロード

お試しセットは全8種類の缶詰めとドライフードのサンプルがセットになっていました。
チョビたんのお気に入りはターキーフォーミュラです。


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コメント 10

まつきち

ちょびたん頑張って!
頑張ってとしかいえないけど、治療がうまくいくよう祈ってます。
by まつきち (2007-12-15 18:04) 

Rae

輸血でちょっと落ち着いたと思ってほっとしたらお水がたまってしまったんですね。
チョビたん、麻酔もがんばったのね!!
治療、大変だろうけど、ファイト~!
by Rae (2007-12-15 18:32) 

tabbycat

まつきちさん、Raeさん
応援ありがとうございます!


nice!を下さった皆様もありがとうございました!
by tabbycat (2007-12-15 19:23) 

そらまめ

お久しぶりです。チョビたん、どうですか?
昨年、愛犬の看病をしたのでそのときのことを
思い出しました。
大変でしょうが、頑張ってださいね。
ちょびたんもがんばって!!
すいません、nice!が押せなくて・・・
遠慮させていただきますね。
by そらまめ (2007-12-15 21:12) 

よもぎ

はじめてまして。
ずっとブログ読んでます。私も犬1匹、猫2匹と暮らしています。
うちの猫はとらさんと同じ歳です。
すっごい差し出がましいかもしれませんし、もうご存知かもしれないけれど、ご飯、手作りにしてみたらどうかなって思って。内蔵への負担も減るかもしれないかなって思いまして。

http://www.susaki.com/

でも、かかりつけの先生との2人3脚も大切だし、お薬のこともあるし、猫の手作りご飯はちょっと難しいけど(好みがうるさい^^)。
ちなみに家の猫は具合の悪いとき、ツナをすり鉢でペースト状にした物におもゆを混ぜてあげると食べます。

ホント。余計なことだったらごめんなさい。
チョビたんの回復心よりお祈りしています。
病院通い大変ですが、がんばってください。
by よもぎ (2007-12-15 21:27) 

tabbycat

そらまめさん
ご無沙汰しております。
お蔭様で最近はだいぶ体力も付いて
昨日は初めて自力でイスに上がることも出来たんですよ♪
ゆっくりゆっくりですが少しずつ回復してきてくれています。
応援ありがとうございます。

よもぎさん
はじめまして。
ずっと読んで居てくださっているとの事、嬉しく思います。^^
チョビたんの事を思ってのアドバイス本当にありがとうございます。
実はわたしも以前から手作りフードには興味があったのですが
なかなか難しそうだなぁ、と手をつけずにいました。
が、今回よもぎさんからコメントを頂いてリンク先も見させていただき
とりあえず知識だけは身につけてみようと思い
早速本を注文してみました♪
まだ届いてはおりませんがそれを参考に出来ることはやってみようと思っています。
そっと背中を押していただいたような気がしております。
本当にありがとうございました。
by tabbycat (2007-12-17 09:18) 

ゆう

↑チョビたんのために、っていろいろ考えているtabbycatさんなので、
私も、手作り食は?って思っていたのだけど、
いきなり食べ物を変えると、好転反応だとしても、
体調を崩したりする子がいたりもしますので、私も言えずにいたんですよ。
チョビたんの場合、体調が不安定だとそういった反応自体が体に負担をかけてしまう恐れが怖いですし。
でも、本注文したんですねー。私は犬のほうですけど、須崎先生の本、全部購入して、うーちんのご飯の作ってるんですよ。
でね、須崎先生のところで働いていた獣医師が、独立してペットホテル併設のクリニックを開業したんですけど、そこでも手作り食を
推進しているんですよー。
で、このたび、手作りご飯のブログを開設されたので、そちらは
画像でも紹介されていますので、あわせて参考にしてみては
いかがでしょうかー。なんか、どこかの回し者みたいですけど・・・。
http://blog.goo.ne.jp/filou-food
http://filou.cocolog-nifty.com/blog/そして、こちらでは
手作りに関する疑問などにも答えてもらえますよ。

毎日が忙しいとは思うのだけど、決して無理しないように
してくださいね。
チョビたんの記事は、毎日読んでるのに、tabbycatさんが
元気になれるようなコメントが入れられなくてごめんね。
by ゆう (2007-12-18 12:05) 

tabbycat

ゆうさん
うえーん、ゆうさん本当に親身なコメントありがとですーっ!
注文した本は昨日届いて早速読みました。
思っていたよりアバウトで良いのね、とちょっと気楽になりました。^^
でもやっぱりサプリとか足したほうがいいのかなぁ?と。
ゆうさんはなにか足してます?
紹介してもらったリンク先も参考にさせてもらいますね。
本当にお気遣いありがとうございます。
チョビたんはここ数日、結構調子が良さそうで
このまま維持できたら良いなぁ、と思っています。
by tabbycat (2007-12-18 19:58) 

くみみん

こんばんは。
よかった (´▽`) ホッ
毎日ドキドキでしょうね。
でも、その度にチョビたんさんは復活していますよね。
まだまだ大変ですが…。
チョビたんさんもよくがんばってますね。良かった♪
by くみみん (2007-12-21 01:05) 

tabbycat

kumiminさん
こちらにもありがとうございます。
11月中は定期的に胸の水が増えていないかをモニターし続け
その度にドキドキでした。
幸い急激に増えるでも無く、かといってなくなるでもなく
まあ、本人が辛くないならいいか、と
ようやく開き直れる様になって来ました。
by tabbycat (2007-12-26 12:02) 

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